- なぜあの子ばかり得をするのか。
- 絶対私の方が仕事ができるのに。
社会に出るとこのような理不尽な場面に多々遭遇することがあるかもしれません。
人間は昔から人は平等に扱いなさいと教えられてきましたが、大人になってみると実はそうでもないことに気が付くはず。
つまりいろいろな人間からかわいがってもらえるということです。
人間ですから可愛がられるタイプや無愛想なタイプ、いろいろな性格を持っている人間がいるかと思いますが、世の中はやはり可愛がられるタイプの人間を優先してしまうことが多々あります。
無愛想な方は悪気はなくても、ツンとした雰囲気を出してしまうため、他人にはくらいや怖いなどの印象を与えてしまうこともあります。
可愛がられるタイプは例外なく持っているのは愛嬌です。
愛嬌があると、様々な面で得をすることは間違いありません。
この記事では愛嬌がもたらす様々なメリットについて解説していきます。
概要
愛嬌がある事のメリット4つ
メリットその1 いろいろな人に助けてもらえる
愛嬌があれば、人に無償で助けてもらうことがあったり、自分を優先的に扱ってもらったりする場面も他の方より多い傾向があります。
人生の成功者になるためには、少なからず愛嬌という部分は必要となります。
自分は1人で成り上がってやる。と思っていても必ず誰かの協力が必要な場面が出てくるはずです。
その時に自分を押し上げてくれるのは他人であり、押し上げてもらう必須条件とはあなたがその方に好かれていると言うことです。
愛嬌があれば自分を押し上げてくれる可能性も増えてくるというわけです。
メリットその2 自分の弱点を相殺することができる
愛嬌があれば、多少の自分の弱点など愛嬌でカバーすることができるのです。
「いつも失敗をするあの人。だけどあの人の笑顔を見るとどうしても許しちゃうんだよね。」
このように思ったことはありませんか?またはこのように言っている方を見たことはありませんか?
失敗をしてもなぜか憎めないやつ。このような方は周囲にいませんか?
これは愛嬌によって自分の失敗や弱点をカバーできている人です。
逆に愛嬌が無いと、失敗したことに対してグッと責められることの方が多いということはあなたもご存知でしょう。
挙句の果てには「なんだその目は」などと言われかねません。
このように愛嬌で自分の弱点をカバーしているのはどこのグループにも存在するものです。
メリットその3 自分に好意を持ってくれる
小学校や中学校、大人になってから様々な場面で自分に好意を持ってくれた方または親切にしてくれた方に対して悪い気はしなかったでしょう。
愛嬌があることで、振りまいた愛嬌はすべて自分に良い形となって返ってきます。
こちらが愛嬌を振りまいて、いつも明るく人と接することで「この人のために何かしてあげたい」と思うようになるとは思いませんか?
逆に愛嬌がなくいつもツンとした態度をとっていれば、好意を持たれることは極めて少ないでしょう。
愛嬌があれば、愛嬌がある姿を見るだけでも、他人を幸せにすることができます。
メリットその4 愛嬌が決め手になる場面も
例えばの話、同期が愛嬌を持っているとして、あなたが愛嬌を持っていない方だとしましょう。
そして2人は仕事の実力もほぼ同じ。違うのは愛嬌のみ。
上司からビックビジネスのパートナー探しとしてあなたたちに目が止まったとき、どちらかを選ばなければならないとしたら、その上司は自分のパートナーにどちらを選ぶでしょうか。
100人中100人が愛嬌がある方だと答えると思います。
わざわざツンとしている人間を自分のパートナーには選びません。ましてやこれからずっと行動を共にするのに、そのような人を選ぶことはほぼ無いかと思います。
愛嬌があれば、たとえ仕事の実力が劣っていたとしても確実に愛嬌でリカバリーすることができます。
仕事や人間関係は、実力主義はもちろんですが、それ以上に愛嬌やコミニュケーション能力が重要だということはもうおわかりですね。
あなたに愛嬌はありますか?
これまで愛嬌のメリットについて説明してきましたが、納得していただけましたでしょうか?
ここであなたの性格や仕事ぶりについて振り返ってみてください。
他にも同期の人間を恨めしく思ったり、仲間に愚痴などマイナスな発言をいつもいつもしていませんか?
そうだとしたら、あなたは愛嬌とはかけ離れた存在になっているかもしれません。
実力は無い。だけどムードメーカー要員は必要
野球で例えるなら、あまりうまくなくてもベンチ入りできる選手。
実力がなくてもなぜベンチ入りできるのでしょうか?
それはチームにとって大切な、雰囲気をうまく作ってくれるからです。
チーム全体の雰囲気が良くなればそれ以上のパフォーマンスをできる可能性が出てきます。
実力主義でやってきてベンチから外れてしまった選手は、この選手のことを恨めしく思うでしょう。
実力というのは目に見える分、判断がしやすいのですが、ムードメーカーは「目に見える数値」をはっきりと察知することがあまりできません。
チームにとって実力はなくとも雰囲気を良くすることで自分のチームにかなりのメリットをもたらしてくれる。監督はそのことに気づいているのでそのムードメーカーをベンチ入りさせるのです。
会社でもそうです。
たとえ実力が上でも、愛嬌がなければ評価が上がりづらくなります。
実力が少し劣っていても、愛嬌があれば上司から評価されると言うのは、目に見えやすい実力だけではなく、会社全体の雰囲気を明るくするという部分も評価されているということです。
愛嬌のメリットをお分かりいただけましたか?
愛嬌は自分のマイナスな部分をかなりの範囲でカバーしてくれるものです。
自分がなぜかあまり評価されていないということに心当たりがある方は、一度自分の愛嬌について見直してみてはどうでしょうか。
愛嬌だけがすべてではありませんが、愛嬌は重要な成功の要素となりえます。