愛嬌は人間関係をプラスに働かせる力があります。
愛嬌があることのメリットでもお話したように愛嬌があれば多少実力が劣っていたとしても、評価を得やすいというメリットがあります。
愛嬌はもともと身についている方もいますが、自分なりに考えて努力して身につける方もいます。
共通して言えることは愛嬌の原則に乗っ取って行動を起こしているということです。
この記事では愛嬌に必要な原則について解説していきます。
概要
愛嬌に必要な三原則
原則その1 適度な自信
適度な自信を持っていることが愛嬌の第1原則となります。
自信を持ちすぎるとそれは自信過剰とみなされ、みんなから嫌われてしまうかもしれませんのでご注意ください。
なぜ愛嬌に自信が必要か
例えばコミニュケーションの場で、愛嬌がある方に話し掛けると、気持ちの良い返答が返ってきます。
気持ちの良い返答ができるということは、それは自信をもって発言やコミニュケーションをしているということです。
逆を考えてみてください。
自分に自信のない方に話し掛けて、気持ちの良い返答が返ってくるでしょうか?
返ってくるかもしれませんが、確率は格段に低くなります。
コミニュケーションを円滑に進ませるためには、軽快なやりとりが必要となります。
軽快なやりとりには、自信が必要で、その軽快なやりとりの中で相手に自分の魅力を感じてもらうには愛嬌が必要なのです。
自信が無い人と話しても何も生まれない
適度な自信が愛嬌をつける原則だと言いましたが、逆に自信のない方に「昨日の仕事っぷりはよかったね。今日も頑張ろう!」とこちらが話し掛けても、自分に自信がなければ、まず否定から入ることでしょう。
- 「はぁ。」
- 「そんなことありません。」
- 「お世辞ですか。」
などなどネガティブな返答が来る確率が非常に高いと思います。
逆に自信のある方に話し掛けると、「そうですかありがとうございます!今日も頑張ります。」といった元気の良い愛嬌のある返事が返ってくると思います。
こうなってくると話し掛けた方も、その方の愛嬌に魅力を感じるはずです。
一方、自信がありすぎても問題がある
愛嬌には自信が必要だと言いましたが、逆に自信過剰すぎてもそれはそれで問題です。
自信過剰は、自分が自信でパンパンに満たされているので、話し掛けられると必要以上に返答をしてしまうことがあります。
そして自分だけの意見を押し通そうとし、相手をないがしろにするかもしれません。
そうなってくると周囲からは、「自信過剰なやつ」というレッテルを貼られ距離を取られてしまう原因となってしまいます。
適度な自信とは謙虚さである
自信が無い人は、自分を卑下してしまい、せっかく褒められても否定してしまいます。
卑下と謙虚を混同しがちですが、実はそれは全く違うものです。
卑下というのは自己否定、謙虚というのは相手を尊重しているかどうかと言うことになります。
自分を卑下してしまっていると相手に何を言われようが自分の欠点を最優先に挙げ、否定から入ります。
反対に謙虚な人というのは、良い事も悪い事も常に自分のプラスにしようと頑張ることができる人のことです。
- お叱りの言葉をいただいた時は反省することができる。
- 褒めてもらえたら素直に喜ぶことができる。
これが謙虚さがある人というものです。
適度な自信があり謙虚さがあるという人は、自分の中に明確なビジョンを描くことができていたり、価値感を持っている方と言えるでしょう。
これが愛嬌に自信が必要という理由です。
原則その2 裏表が無い性格、空気が読める
愛嬌がある人は、自分なりの価値感を持っており、自立しています。
自立していると言うことはいつもいつも同じグループでたまったり、あまり群れたりすることがありません。
- いつも同じ友人と遊んでいる人
- ランチへ行く人が決まっている
- おしゃべりが長い人
このように群れる人たちは、友達が多く愛嬌がある人のように思えるかもしれません。
ですが、上記の項目に当てはまる人は、自分を肯定してくれる人だけを囲っているだけという傾向があります。
自分の肯定してくれる人だけと遊んでいるので、不満や愚痴を言いやすくなります。
不満や愚痴を言うことで、自分たちだけの空間を作り出し、他者を排除してしまうのです。
そのため依存しやすく、その輪から外れまいと必死になって同じメンバーと遊びさらに絆を深めようとします。
愛嬌があると言う方は上記の項目に当てはまることがあまりありません。
その理由としては、愛嬌がある人は、自立心があるため周囲の意見に従うのではなく自分で物事を決定します。
様々な相手と楽しく関わることができるので、自分自身の会話の引き出しもさらに増えどんどんと自分の関わりの輪を広げていき、さらにたくさんの人から愛されるようになります。
そしていろいろな人と関わることで、自分が話し役になったり聞き役になったり、臨機応変に対応することができます。
そこで新たな自分の長所を見つけ、どんな人とも上手に関わることができるようになります。
これは愛嬌がなければできないことです。
愛嬌がある人は周りを平和にする
相手の愚痴を言ったり、怒られたらダンマリを決め込む。
愛嬌がある人はそのような事をしません。
もちろん愛嬌がある人だって人に怒りを覚えたり、嫉妬したりすることはあるでしょう。
ただし、愛嬌がある人は相手をネガティブな気分にさせるような報復をすることはありません。
このような反応はいわゆる幼稚な反応だといえますが、愛嬌がある人はこのようなネガティブな事が起きてもその場を丸く収めることができます。
愛嬌があり空気が読めれば嫌なことを言われてもプラスに働く
「今日はお化粧のノリが悪いんじゃない?」
と、デリカシーのないことを言われた時に「○○さん、失礼ですよ。」と笑顔で返すことができるのか、泣いたり機嫌が悪くなったりしてしまうのかで、その場の雰囲気が変わります。
笑顔で返すことができれば、その場は和んだ雰囲気に変わりますよね。
一度周囲にウケたからといって何回も何回も「今日はお化粧のノリが悪いんじゃない?」と言ってくるのはその方が幼稚なだけです。
そのうちあなただけではなく周囲の方から反感を買い、ドンドンあなたの味方が増えていくことでしょう。これは愛嬌があるからこそです。
笑顔で返せるのが愛嬌であり、自立心があると言うことです。
愛嬌がある方は裏表がなく、空気が読めるという原則を自然に守っていることが多いのです。
原則その3 精神的な強さがある
精神的に強いというと少しわかりづらいかもしれません。
なので逆に、愛嬌が無い人、つまり愚痴やネガティブな事ばっかり言う人を思い浮かべてください。
この人たちは精神的に強いと言えるでしょうか。
答えはNOですよね。愛嬌が無い人というのは傷つきやすい人でもあると言うことです。
傷つきやすい人というのは、周囲に負担がかかります。
周囲の人は「あの人は傷付けないようにしなければならない」という重圧がかかってしまい、悪い意味での気を使われてしまう存在になってしまい距離をとられてしまう原因にもなります。
逆に愛嬌のある方は、そのような事を思われないため周囲の負担になりません。
精神的な強さは柔軟性を含む
愛嬌がある人は精神面に柔軟性があります。
なので、他人から言われたことをポジティブに変換し、周囲を和ませるノウハウを自然と身に付けているのです。
それに柔軟性とは多面的な部分もあると言うことです。
多面的な部分があれば、相手の悪いところばかり見てしまうネガティブな人と違い、良いところも見つけることができます。
さらに、自分が追い込まれている場面でも「他の可能性は無いだろうか」と諦めない姿勢をとることができます。
愛嬌がある人というのは精神的な強さがあるため、自分のことでいっぱいいっぱいになることなく最後の最後まで周囲を見ることができます。
愛嬌があれば周囲の人とも話し合い、ネガティブな事があっても元気に振る舞うことができます。
愛嬌を身につけるための3原則まとめ
- 適度な自信が必要
- 裏表がなく空気が読める
- 精神的に強くて柔軟性がある
愛嬌がある人はこれらの原則を自然と守れています。
ただ単に自信があるだけではなく、周囲と自分の温度差を的確に測ることができ、ネガティブな事があっても多面的にとらえる精神的な強さがある。
これらの事を守るだけで、愛嬌は自然と身に付くものです。
愛嬌が無い方はいますべてこれをやれと言われたら無理かもしれません。
ですが、1つずつ改善していくだけで、あなたの周囲の環境は劇的に変わることでしょう。
まずはネガティブなやめることが一番簡単かと思いますので、これから愛嬌を身につける三原則を徐々に実践していってくださいね。
愛嬌を持っている人は、今から説明する3つの原則を自然にこなしています。
逆に愛嬌が無いと言う方は、この原則を1つでも守れていない可能性があります。
誰でも身につけることができる愛嬌をいち早く自分のものにするために、わかりやすく言葉にして説明していきます。