ある程度仲良くはなったけれどここから関係が進まない。という方にもっと親密度が増す話し方をご紹介します。今よりも仲良くなるためには相手の懐に勇気をもって飛び込むことが必要です。今回は親密度が増す話し方のコツを解説します。今よりも人と仲良くなる方法!
概要
パーソナルスペースは誰の心理にもある
パーソナルースペースと同じ様に、話し方にも心理的距離が見えます。
こういった、相手との心理的距離を「近接度」と呼びます。
我々は、通常、それほど親しくない人や目上の人に対してはていねいな話し方をし、友達には気さくに話しかけます。
近接度によって、言葉づかいを切り替えているのです。
何事にも距離感が重要であって、気が緩んで踏み外すと大変なことになります。
「よっしゃ、みんな今日は無礼講だぞ。気遣いはいらんぞ」などと上司に言われ、すっかりその気になって馴れ馴れしく発言したりしたら、その時だけは目をつぶってくれても、それ以降は仕事に影響し出世は絶望的でしょう。
反対に、親しい関係なのに話し方がていねいすぎると、よそよそしい印象になり、「ひょっとしたら何かイラついているのであろうか」と相手に誤った認識をさせてしまいます。
ていねい過ぎると、距離感を勉強させてしまうのです。
親密度を増すためには
近接度の高い物言いをすればする程、親密感が増加します。
鍵になるのは、能動性、直接性、共同意識です。
●能動性 「行かない?」よりも「行こうよ」。
●直接性 ただ単に「ステキ」と話しかけるより「あなたはステキ」。
それに加えて「あなた」よりも「○○さん」と相手の名前を呼ぶ。
さらに増加させたいときは名字ではなく、下の名前で言う。
●共同意識 「あなたと私」もしくは「2人でいっしょに」よりも「私たち」を活用する。
話し方でも関わりを深めることが可能なのです。
話し方であなたと人の距離は縮まる!
先ほど解説した近接度によって表現方法が違ってきます。
これらを駆使して今よりもっと人と仲良くなってください。
今から4つの仲のよい順に4つの近接度を紹介します。
協力して仕事を片づけたいときの場合です。
仲良いレベル:超薄・・・同じ職場というだけの関係
仲良いレベル:小・・・ある程度の関わりがある
仲良いレベル:中・・・よきビジネスパートナー
仲良いレベル:大・・・2人でランチに行くことができる
まとめ
相手ともっと仲良くなりたいとしたら丁寧すぎる言葉は逆効果です。
コミュニケーション能力がないと悩む前にという記事でも言いましたが、ある程度の砕けた表現、話し方は相手との意思疎通を図ることに対して非常に重要なのです。
ある程度関係が進んだら、相手の懐に一歩踏み込む勇気も必要です。
今回の記事で出てきたキーワード「共同意識」というものがあり、その中でも「私たち」という言葉を使って相手に話しかけることの効果は絶大なものです。
自分で適宜対応を柔軟に相手に合わせ、少しづつ踏み込んでいってください。
相手に迷惑かなと思われないか心配かもしれませんが、ある程度関係が進んだところで相手にこういった話し方をされることは非常にうれしいものなのです。