人間は、初対面の相手の印象を、たったの1~2秒で決めるとされています。それに加えて、その第一印象を長く記憶に留めて、簡単に変えません。つまり第一印象でつまずくと挽回は不可能なのです。そうならないためにも今回は第一印象をよくする方法を紹介します。
はじめ良ければすべてよし
初対面のときに、明るく爽やかな人という印象を受けると2度目に対面したときに不機嫌な表情をされても「何があったのだろう、今日はコンディションでも悪いのかな」と好意的に判断します。
その反対に、第一印象で、ムスっとしていて不愉快な人と感じると、次回合ったときにニッコリされても、「何と言うか気味が悪い。何か企んでいるのではないだろうか」とかえって身構えてしまうことになるのです。
我々の想像以上に、第一印象は肝要というわけです。
ではでは、どのようにしたら第一印象はよくなるのでしょうか。
アメリカには「一度与えた第一印象をやり直すチャンスは二度とない」ということわざが存在します。
それ位印象は大事とされており、積極的に研究されています。
印象を形成しているのは服装や髪型、体型、表情、しぐさ、素振り、声のトーン、しゃべり方などです。
受け手の経験や知識によっても印象は違いが出るので、このようなふうにしたら好印象を与えられるという決め手はありません。
しかしながら、程度の差はあれど人に与える印象は自分自身でもコントロールできると考えられています。
自分の印象を聞いてみよう!
まずは、あなた自身がどんな印象を与えているのか知ることが必要不可欠です。
家族でもいいのではっきりと聞いてみましょう。
この場合、並程度の友人に聞くことはお勧めしません。
なぜならば、気を使って本心で答えてくれないことがあるからです。
なのであなたの印象を知りたい場合には、家族に聞くことをお勧めします。
簡単なまとめ
- 第一印象で好印象を与え事ができた場合、その後多少のヘマをしたところで大して影響は無し
- その逆に初めの印象で悪い印象を与えてしまうとその後挽回することは難しくなる
第一印象の好感度を上げるには?
我々は外側からの情報の大多数を視覚から得ています。
わかりやすく言うと、外見が第一印象を決定づける最大の要素といえると断言できます。
髪はボサボサ、だらしない見た目をした不潔っぽい人と、しっかりと手入れの行き届いた髪、小綺麗な外見をしている人と、どちらに好印象を持つか。
解説するまでもありませんね。
「人を見かけで決めてはいけない」とよく聞かされていますが、正直なところ、私たちはほとんど見た目で決定しています。
顔立ちは取り換えられませんが、第一印象を向上させたいと思ったら、何より身だしなみをきれいにすることが最優先です。
素振りやしゃべり方にも神経を払い、ナチュラルな笑顔を絶やさないようにしていきましょう。
我々は「見た目がよい人は性格もよい」と思い込む性質があります。
包装効果とは?
包装効果とは、外見など、その人を目立たせているポイントが、全体の印象にまで影響を及ぼすことをいいます。
具体的に言うと、やる気を喪失した中年男性だと思っていたのに、その人が誰もが知る研究者だと知ったとたんに、立派な人間に見えてきたりします。
ペテン師でも、上下のスーツを纏っていると紳士に見えるので、みんな陥れられてしまうのです。
包装効果はかなり破壊力がありますから、よい人間関係を建設するために、効果的に利用するといいでしょう。
参考にする人物は芸能人やモデルさんではなく、誰からも清潔感がある人と思われているアナウンサーを参考にするのがベストです。
印象を良くするコツ
- 背筋を伸ばす
- 顎を引く
- リラックスして肩の高さをそろえる
- おなかをひっこめる
- 膝を伸ばす
- お尻の筋肉に力を入れる
- TPOをわきまえた服装
- 清潔感のある髪型
- はっきりとした話し方
いかかでしょうか?
もちろんこれは会社、ビジネス関係だけでなく初デートの時もスーツとは言わなくてもジャケットを羽織ったり軽くフォーマルにしていくだけでも相手にかなりの清潔感の印象を与えることができます。
印象を良くするコツは立ち振る舞いと身だしなみが基本中の基本ということを忘れないでください。