相手とコミュニケーションを図る際に自然と出てしまう身振り手振り。これで相手の心理状態を推測することができます。その都度接し方を変えることで上手なコミュニケーションをとることが可能です。身振り手振りが意味するものすべて教えます。
身振り手振りは相手の心を映す鏡
前回、貧乏ゆすり等感情は足に出ると言いましたがほかには手の動きからも相手の感情を推測することができます。
大きく手を動かす人の場合・・・自分に自信がある
具体的に言うと、ヨーロッパやアメリカ人のように全身を使って物事や自分の感情を伝えようと広く手を動かしている人に関しては、少しでもこちらの意見をわかってほしい、対抗意識が強くアグレッシブな人です。
相手のテンポにはまらないように気を付ける必要があります。
あまり手を動かさず、見せようとしない人・・・警戒している
手をふところに入れたり、後ろに回している場合は、警戒している、または何かやましいことがあると推測できます。
この現象は、自分の心理の状態を悟られたくないときのしぐさです。
手を動かしていたのに急に止めた場合・・・嘘をつこうとしている
それまで発言しつつ手を動かしていた人が、パタッと止めたときも要注意。
嘘をつこうとすると肩に力が入って体に力が入り、ピタッと動きがストップしてしまうのですね。
机に手を広げている・・・リラックスしている
手を机の上に大きく広げていたり、手のひらをこちらへ向けて見せたりする状態は、リラックスしています。
この場合、相手はあなたを受け入れいる可能性が非常に高いです。
拳を握っている・・・イライラしている
きつく握った拳は、不快な思いやイラつきを写しだしています。
加えて、指先で机をトントンを始めたら、話を切り上げて退散するのが最も良い選択です。
相手はとてもムカムカしているか、退屈しているのです。
腕組みをしている人は?
いつの間にか、腕組みをしていることが結構あります。
それが習慣となっている人もいらっしゃると思います。
このなんてことのないこの腕を組む動きにも、実は感情が出ているのです。
心を開くポーズは腕を広げる
先ほども言いましたが相手を受け入れようと考えているときは、手を大きく広げて、胸に導き入れる姿勢を取ります。
親が子を抱きしめようとするときの、あの姿勢ですね。
手や腕を相手に向けて広げている場合は、心も開いているわけです。
では腕組みの心理は?
胸を閉じた腕組みに関しては、相手をこれ以上近づけたくない、という感情の現れです。
拳を握った腕組みは自分自身を守る典型的なポーズなのです。
相手がお喋りのしている最中に拳を握って腕を組み始めたら、表情は笑っていても、心は開いていないと思われます。
もっとも、何か尋ねられて「そうだなあ」と考え込んでいるときの腕組みは、そのかぎりではありません。
これに関しては集中するためにその様にしているだけです。
女性特有の二の腕をつかむ動作の心理状態
さらには、女性の人によくあるのですが、腕を胸の前で交差させ、自分の二の腕を握りしめている人がいます。
これは拒否ではなく不安を表しています。
自分の体に触れることによって、心を落ち着かせようとしているのです。
日常生活でよく腕組みをする人は、ふだんは虚勢を張っていますが、一番大切なときに気の弱さが出てきて腰くだけになる人です。
その他腕組みの感情
腕組みしていても身を乗り出しているときは、あなたの話を真剣に聞こうという行動です。
その他、腕組みの位置が高い場合は、自分は偉いというアピールとなっています。
身振り手振りに現れる感情まとめ
欧米人のように大きく手を動かす
少しでも自分の意思を伝えたいと考え、自分のペースに巻き込もうという感情。
手を隠している
相手を警戒している。相手に引け目を感じているときや、やましい気持ちがあるとき。
会話の途中、急に手の動きを止める
嘘をつくぞ、というサインの前触れ。
机の上に手を広げて置いている
あなたを受け入れようとしている、またはリラックスしている。
拳を握っている
拒否している
指先でテーブルをトントンする
話に興味がないサイン。イライラしている。
腕組みをしている
相手を拒絶している
自分のテリトリーに入れたくない。
自己防衛のサイン。
腕組みをして身を乗り出している
話を真剣に聞いている
腕組みの位置が高い
自分は偉いというアピール。
最後に
相手の感情を読み取ることができれば、その都度接し方を変えて上手にコミュニケーションを取ることができます。
上記の事を意識するだけであなたのコミュニケーション能力は周囲よりも頭一つ抜けるはずです。
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