【例文あり】間違いやすい二重敬語まとめ!正しい使い方とは

二重敬語の間違い例文と正しい敬語

二重敬語とは例えば一つの単語に対して2つ敬語化してしまうことをいいます。例を挙げて説明するのであれば話すという単語を敬語化した場合、お話になる。ですが、これを二重敬語にしてしまうとお話になられるとなってしまいます。二重敬語は非常に間違いやすいので正しい使い方を例文つきでレクチャーしていきます。

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間違いやすい二重敬語の例一覧

 二重敬語(間違った敬語)  正しい敬語
 お戻りになられる。  お戻りになる。
 お話になられる。  お話になる。
 お越しになられる。  お越しになる。
 お会いになられる。  お会いになる。
 ご出席になられる。  ご出席になる。
 おいでになられる。  おいでになる。
 お帰りになられる。  お帰りになる。
 おしゃられる。  おっしゃる。
 お聞きになられる。  お聞きになる。
ご利用になられる。 ご利用になる。

 

二重敬語に気をつけよう

  • お話になる
  • お帰りになる

例えばこれらの場合にはすでに敬語化されています。ここまではわかりますよね。

 

ところが、さらに間違ってしまうパターンとしてはこのようにすでに敬語化されている単語に「れる」を付けてしまうパターンが非常に多いのです。

ビジネスマンの皆さんは良かれと思って丁寧にしゃべろうと思い「れる」を余分につけてしまいますが、これらに関しては二重敬語になってしまいます。

よくありがちなパターンとして、敬語を使い慣れてない人や新入社員などによくみられるのがこの二重敬語です。

丁寧にしゃべりたいという気持ちはわかりますが、多くのビジネスマンは毎日毎日敬語を使っています。

ですので、このようなしゃべり方に対して直ぐに違和を感じてしまうでしょう。

ナビゲーター佐藤
大事な場面ではこういった二重敬語は命取りになることもあるかもしれません。しっかりと覚えていってくださいね。

 

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二重敬語の例文一覧

上司が言っていたことを伝えたい

× 課長がおっしゃられていました。

〇 課長おっしゃっていました。

言うの敬語化はおっしゃるです。そこから更に「れる」おつけてしまうことで二重敬語になってしまうパターンです。これは本当によくあるミスですので気をつけてください。

 

お客様が来たことを伝えたい場合

× お客様がお見えになられました。

〇 お客様がお見えになりました。

ナビゲーター佐藤
ここであれ?と思った人は正解です。そうです、これは二重敬語が認められているパターンなのです。
見るの敬語は見えるですが、見えるだと敬語としては軽すぎます。そこでお見えになると使います。さらに「れる」をつけてしまうと三重敬語になってしまうので気をつけてください。

 

商品を手に取ってもらいたい場合

× ご覧になられますか?

〇 ご覧になりますか?

見るの敬語はご覧になるです。ここでも売れるをつけてしまうことで二重敬語になってしまうので注意してください。

 

注文を受けた場合

× ご注文後をお承りします。

〇 ご注文を承ります。

受けるや、承諾する時の謙譲語として承るが使われています。

承るはすでに敬語化されているので「お」を、さらに付け加えてしまうと二重敬語になってしまいます。この間違いはよくありますので注意してくださいね。

 

目上の人からメールを読んだかどうか聞かれた場合

× ご拝読しました。

〇 拝読いたしました。

拝読するという言葉は読むの謙譲語です。そこで、「ご」を付けてしまうことで二重敬語になってしまうパターンです。

 

ちなみに拝読するという言葉は目上の人からのメールや文書などを読んだことをお伝えするときに使う言葉です。

拝読するは覚えておきましょう!

間違いやすい二重敬語まとめ

二重敬語はビジネスを通して非常に多い間違い敬語です。丁寧に丁寧にしゃべろうと思う気持ちが裏目に出て間違った敬語を使ってしまっています。

二重敬語を使ってしまうと相手も何だかすっきりしません。

二重敬語を使ったとしてもその言葉自体が綺麗になることはありませんので、社会人としてしっかりと覚えてすっきりとした言葉遣いをしていきましょうね。

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