あざーす!
いつも丁寧な言葉遣いを心がけていても、このように思わず口癖になっている言葉使いが出てしまうことがあります。
特に就職活動の面接の受け答えでは緊張しているため、思わず普段使っている言葉を使ってしまうかもしれません。普段友人などに使っている言葉遣いを面接でしてしまうと失礼な印象を与えてしまいます。
面接が終わって後悔しないように、この記事では就職活動中に使える敬語をまとめました。
仕事に応募する時の電話
募集の問い合わせをする時
×今募集ってしていますか?
〇恐れ入ります。少々伺いたいことがございます。
恐れ入ります。という言葉はビジネスシーンではよく使われる言葉です。
広告を見て電話したことを伝える
×広告を見て電話をしたのですが
〇今、社員を募集していらっしゃいますでしょうか?
詳しい応募方法について聞く場合
×応募したいんですがどうすればいいですか?
〇応募したいのですがどのようにしたらよろしいでしょうか?
さらに丁寧に言う場合には、「教えていただけますか?」と最後に付け加えるだけでかなり丁寧な印象を与えることができます。
注意点として、「したいんですが。」ではなく、「したいのですが。」とはっきり発音しましょう。
応募先の仕事内容を尋ねる場合
×仕事の内容とかは、どのようになってますか?
〇仕事の内容について詳しく教えていただけますでしょうか?
「とか」をいれてしゃべるのはあまり良い印象を与えません。
面接の日程が決まったとき
×では明日の3時に行きます。
〇では明日の3時にうかがいます。
他の言い方として「明日の3時にまいります。」でも大丈夫です。
ちなみに、うかがうという言葉は訪問先を高める言葉となります。
面接試験をする場合
入室する際
×ノックのみ。
〇入ってもよろしいでしょうか。
面接官に挨拶をする場合
×こんにちは。
〇よろしくお願いいたします。
挨拶といっても、面接をしてもらう立場なので「こんにちは」ではなく、「よろしくお願いいたします」と言いましょう。
名前を名乗る時
×橋本優貴です。
〇橋本優貴と申します。
「求人広告を拝見してまいりました橋本優貴と申します。どうぞよろしくお願いいたします。」
ここまで言うとすごく丁寧な印象を与えることができますね。
椅子に座るように言われた
×はい。
〇はい、失礼いたします。
「はい」だけではなく、「はい、失礼いたします」としっかりとした発音でいいましょう。
面接の質疑応答
労働の方法や条件を聞いた場合
×なるほど。
〇はい、承知いたしました。
目上の方に「なるほど」という言葉は失礼です。
「なるほど」という言葉は口癖になっている方が非常に多いので、気を付けてくださいね。
説明の内容について質問したい場合
×質問があります。
〇質問してもよろしいでしょうか?
相手に質問する際は、相手の許可を取ってから質問するようにしましょう。
いつから働けるか聞かれた場合
×いつでも行けます。。
〇いつでも結構でございます。
「いつでも行けます」だと面接官とあなたが対等の立場になってしまうような言葉遣いですので、「結構でございます。」など適宜使い分けてください。
質問はないかと聞かれた場合
×ありません。
〇ございません。
ございません。と言った後に、ありがとうございます。とお礼を言うと非常に丁寧ですね。
志望動機を聞かれた場合
×(曖昧な回答。)
〇はい、応募した動機は○○でございます。
えー、あのー、などといった曖昧な回答をしていると、面接官に良い印象を与えることができません。
趣味を聞かれた時
×趣味ですか?
〇はい、小学校から今まで野球を続けております。
質問を聞き返すと無礼な印象を与えてしまいます。また準備不足だとも思われてしまうかもしれません。
ただ単に、野球を続けております。だけより、「小学校から」など一言付け加えると良いですね。
経験した職種について聞かれた場合
×前は引っ越しでアルバイトをしてました。
〇以前は引っ越しのアルバイトをしておりました。
以前、という言葉を使うことで改まった雰囲気を出すことができます。
あまりに短いのはマイナスポイントになりますのでお気を付けください。
休日は何しているのか聞かれた場合
×寝てます。
〇休日は読書をして過ごしております。
本当に寝て過ごしているかもしれませんが、寝ています。と答えるとだらだらしている印象を与えてしまいます。
読書であれば、非常に好印象な休日の過ごし方ですよね。
面接終了時の挨拶
×さようなら
〇失礼いたします。
「失礼いたします」と言った後、ドアの前で一旦お辞儀をしてから退室してください。
合否の連絡が来た場合
電話がかかってきたときの第一声
×採用ですか?
〇先日は面接をしていただき、ありがとうございました。
電話かかってきたときには一番初めに結果が気になるのはわかりますが、まずは、先日面接をしてもらったお礼を言うことが先決です。
採用だった場合
×やったー!!
〇ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
やったー!!と喜びたくなる気持ちもわかりますが、「ありがとうございます。よろしくお願いいたします」というと好印象を与えることができます。
仕事について何かしらの説明を受けた場合
×わかりました。
〇承知いたしました。
「承知いたしました」の代わりに、「かしこまりました。」という言葉も使う事ができます。
よく使ってしまう間違い言葉として、「了解しました。」という言葉がありますが、了解は目上の方に使うと失礼にあたりますから気を付けてください。
不採用だった場合
×マジかよ。
〇承知いたしました。ご連絡していただきありがとうございます。
落ちてしまった場合、マジかよ。や、捨てゼリフを言ってしまうことがあるかもしれません。
そこはぐっとこらえて、面接していただいたお礼の気持ちを伝えましょう。
電話を切る時
×では。
〇失礼いたします。
電話は基本的に、かけた方から切るのがマナーです。
こちらが「失礼いたします」と言って相手が切ってからこちらも電話おきましょう。
気を付けておきたい3つのしゃべり方
1.語尾を伸ばすしゃべり方はNG
語尾を伸ばしてしまうしゃべり方をすると、非常に馴れ馴れしい印象を与えてしまいます。
それとは逆に語尾をしっかりと切り、はっきりとしゃべることで好印象を与えることができます。それに加え、しっかりとした人間だということもアピールできます。
2.疑問系のしゃべり方もダメ
簡単に言えば、「早起きは三文の得?っていうので毎朝頑張って起きてます。」このようなしゃべり方です。
言葉に対して語尾を上げてしまうしゃべり方ですね。
これは、自信がない人という印象を与えかねません。しっかりと言い切る形でしゃべってくださいね。
3.しっかりと発音をしましょう。
あざーす!なども、はっきりと発音をすれば「ありがとうございます。」ですよね。
略したような言葉遣いをしてしまうことは避け、しっかりと発音しましょう。
就職活動で使える敬語まとめ
人間は印象が大事です。
そもそも印象が悪ければ、あなたがどれだけ優秀な人間であろうが、面接官に何言っても伝わりません。
まずは、好印象を与えることから始めましょう。
それに付随してしっかりとした言葉遣いをしていくことで、面接官にしっかりとアピールすることができます。
それでは頑張ってください!